書籍紹介藤原雄一郎の毎日が日曜日
「自分には権限がない」との呪縛から開放された瞬間に、あなたは変わります。
その時、あなたは「絶滅種」から「進化種」へと変身します。
あたかもさなぎが蝶になるかのように成長するのです。
権限に頼っていては真の改革はできません。
権限のない社員が立ち上がってこそ、本当の改革ができるのです。
そして、そのことがやがて組織を大きく動かしていくのです。
 
権限のない社員が会社を変える

 小泉総理が就任の挨拶で引用した言葉があります。それはなんと政治とは無縁のダーウインの進化論でした。

 「この世に生き残る物は、最も強い者か。そうでもない。最も頭のいい者か。そうでもない。それは変化に対応できる生き物だ」

 小泉首相のこの言葉には強くひきつけられるものがありました。

  46億年という長い地球の歴史を振り返ると、そこには想像を絶する大変化が幾度となくありました。そして、生物はその都度しぶとく生き残ってきたのです。

 でも、すべての生物が生き残ったわけではありません。大変化が発生したときに生物は2つの種にわかれました。

 それは、大変化に対応できずに滅亡していった恐竜に代表される「絶滅種」と、進化して生き延びることができた「進化種」の二つです。

 意外なことに、強い生物が生き残ったのではありません。我が世の春を謳歌して覇権を誇った種に「絶滅種」が多かったのです。

 一方、弱い生物は生き残りました。生存を脅かされていた種は、生き残るために少しずつ進化して、大変化を乗り切ったのです。

 「進化種」として生き残った最高峰が私たち人類です。私たちには「進化して生き残る」という、たぐい希なる遺伝子が身体の奥深く埋め込まれているのです。

 
 さて、現在の私たちの環境に目を向けてみましょう。時代は地球の大変化にも等しい局面に直面しています。私たちは、いままさに人間社会の中で「絶滅種」になるか「進化種」になるかの正念場を迎えていると言っても過言ではありません。 image
 

 実は、「絶滅種」と「進化種」の分かれ道は、とても簡単なところにあります。本書ではこのことを皆さんにお伝えしたいのです。

 皆さんは「会社の現状は大変悪く、改革の必要性は十分に認めている。しかし、私には改革を推進する権限がない」と思っていませんか。この思考こそが、あなたを「絶滅種」にします。

 「自分には権限がない」というのは「住み心地の良い現状を変えたくない」「改革のような痛みのともなうことはしたくない」という気持ちの表れです。大変化への対応を拒否する深層心理を正当化しているにすぎません。

 「絶滅種」はこのことを認めたがりません。断固として拒否します。これに対し、「進化種」は「ああそうだったのか」と素直に認めます。ここが勝負の分かれ目です。進化の必要性を素直に認めると、不思議なことにあなたの身の回りにいろいろな問題があることに気づきます。そして、「権限がなくてもできる改革」がたくさんあることにきっとびっくりすることでしょう。

 あなたが改革に乗り出せば、最初は小さな点であったものが、あたかもオセロゲームの石のようにまわりの人に伝わっていくことでしょう。そして、「点」はやがて「線」になり、ある日突然「面」となって劇的な成果をおさめます。

 
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 「自分には権限がない」との呪縛から開放された瞬間に、あなたは変わります。その時、あなたは「絶滅種」から「進化種」へと変身します。あたかもさなぎが蝶になるかのように成長するのです。

 本書を手にとったあなたは、すでに「絶滅種」から「進化種」への入り口に立っています。さあ、華麗に「進化種」へと変身しましょう。明るい未来があなたを待っています。

 

『権限のない社員が会社を変える』
著者まえがきより 

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書籍紹介藤原雄一郎の毎日が日曜日

 
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